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なにもない手から生まれるもの |
今の所、機動警察パトレイバーがメイン 『好きこそ物の上手なれ』を目指して邁進中 |
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私は、ものすごく好きってモノではありませんでしたが
皆さんどうですか?そして何て言っていました??
私は、遊馬や進士さんと一緒でした。
夏と言えば製氷菓子/第2小隊+後藤×しのぶ
今日も今日とて特車2課第2小隊は平和であった。
「3時のおやつだぞ〜」
そう、言いながら遊馬が隊員室へ入って来た。
野明が一番に駆け寄って、遊馬の手元の袋を覗き込む。
「シゲさんが大量に買ったからって、お裾分けだそうだ。」
「わぁ〜!!懐かしい『ミルティーカンカン』だ!!」
野明が叫んだ途端、他の隊員達が一斉に野明へ注目した。
その目は「なにそれ?」と言う疑問であった。
既にそのおやつが何かわかっている遊馬さえも、同じ表情。
野明は自分が何が間違ってるかわからず、もう一度その名称を言う。
「えっ?『ミルティーカンカン』じゃないの?」
「なに言ってるんだ。『ポッキンアイス』だろうが」
そう言って、遊馬は袋の中からそれを出した。
「あぁ〜。『ポッキンアイス』懐かしいですね」
進士は遊馬に同意した。
「なにいっているんだ〜。『ビニールアイス』って言うんだぞ。それは!」
割りいるように太田が訂正する。
「太田君。それじゃ見たままだわ『チュ−ベット』よ」
「僕は『チューチュー』って言っていましたけど」
熊耳、ひろみも参戦した。
トコロ変われば、言い方変わる。しばし製氷菓子で論争。
ミルティーカンカンとチューペットは商品名で、ひろみが言ったチューチューもチューペットから来ていると考えていいようだ。
地方だけでなく、各々家庭でも言い方が違う。
共通認識としてみんな子供の頃、慣れ親しんだそして好物であった製氷菓子。その思い入れは並々ならぬモノであるが故に、他の名称を受け入れる事が難しかった。
製氷菓子の名称で話しが盛り上がって5分経過。
早く食べたい野明が切り出した。
「溶けちゃうよ。とりあえず、食べようよ」
「それもそうだな」
しかし、それから1人で1本なのか2人で1本なのか
2人で食べるならどの味がいいのかで、また揉めるのであった。
(隊長室)
パキっと細長い棒が後藤の手で折られた。
「はい、しのぶさん」
「私はいいわよ」
「まぁそう言わずに、懐かしいでしょ」
強引に渡す後藤に、しのぶは困ったような顔で受け取る。
先ほど、遊馬が隊長室へ寄って「おやつ」を置いて行ったのだ。
その際、しのぶは「気持ちだけ頂いておくわ」と言って断った。
「しのぶさん
このアイス、しのぶさん何て言ってた?」
「チューペットじゃないの?」
「俺もチューペットって言っていたんだけど、チューペットって商品名でね。
しかももう生産中止になっちゃったんだってさ」
後藤はアイスをガリガリと噛んで食べて行く。
「じゃ、これは類似品」
「あ、、やっぱチューペットの方が美味かったような気がするな」
後藤は既に食べ終わろうとしていた。
しのぶはアイスを両手で握り、手のひらで少し温め、シャーベット状に溶かしてから食べた。
「あ、、ホントね」
口の中の冷たいく甘い氷がしのぶの子供の頃の記憶を蘇らせた。
「子供の頃の記憶だけは、この年齢になっても純粋だって思わない?」
「後藤さんにも純粋な時があったのね」
「今はすっかり不純だけど…」
『しのぶさんのアイス食べる姿がいやらしくて』と続けたかったが、怒られる事確実なので後藤はニヤけながら口を噤んだ。
隊長達のお話も少し。
この二人のやり取り書くのって楽しいなぁ。
松井さんと風杜さんの時も楽しかったけど、、、。
隊員達の出身地と製氷菓子の呼び名の裏付けはしてないです。
一応、yahoo!知恵袋で調べはしましたが、確実ではありません。
ちなみに進士さんは、ほぼ同じ地域出身なので大丈夫かと思います。
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